伯爵令嬢でありながら浪費癖のある父親に苦労させられつつ王都の名門学園で日々剣の腕を磨いていたリナリア。 彼女は無口(?)でありながらも人柄と他に追随を許さない剣の腕前で騎士科のトップに立ち『花冠の聖騎士』という愛称で皆に慕われていた。 そんな彼女にも苦手なものがあった。 『魔』というものを使う者達、特に学園内で騎士科の対極に立つ魔導科の生徒たちだった。 特に嫌いなのは騎士科のトップに立つ『白金の魔導士』ことレナード・ハルディウスという美術品と見間違うほどの美貌をもつ男だ。 ―――この物語はそんなリナリアがなんの因果かレナードの専属メイドとして働き始めるきっかけの話です。
更新:2014/12/6
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